「 言束ねプロジェクト 」 | kototabane (Gathering Words) Project
2015年6月 – 9月
深川神社・銀座通り商店街 窯のひろば
・「言束ねプロジェクト」について:
このプロジェクトは〈パフォーマンス / インスタレーション・ワークショップ・立体作品〉とその時々に応じてさまざまな形式をとるプロジェクトである。
国内有数の珪砂の産地であり、六古窯のひとつとして国内屈指のやきものの歴史をもつ瀬戸市。
ものづくりを根幹とするまちには、陶土をはじめとする土壌と素材と向き合うことで手に宿る技、土地と時勢に育まれた想像力が今なお息づいている。
「言束ねプロジェクト」は土と同じく大地から生み出されるガラスを用いて創作を行い、技と知識、経験を身につける事ができたよろこびと感謝の意を表明するプロジェクトである。
また、街の人々の視線や言葉を紡ぎ、瀬戸のまちから生まれる土地の気配を作品のなかへと映しだす試みである。
素材となるガラスはプロジェクトを通して瀬戸のまちを回遊したのち、立体造形作品へとその姿を変えた。
瀬戸における文化的な柱である深川神社の陶彦社にて作品を奉納することでプロジェクトは完結した。
其の一
“言束ね奉告神事”
(パフォーマンス / インスタレーション)
日時:2015年6月5日(金) 11:00 -
会場:深川神社 陶彦社 拝殿
瀬戸の陶祖である藤四郎をお祀りする深川神社 陶彦社において、プロジェクトをのはじまりを奉告する神事。
拝殿にてガラスによるインスタレーション形式の作品を展開した。
協力:饗庭美菜子、浅井和真、安江晴香
其の二
“言束ね一言書き”
(ワークショップ)
日時:2015年6月5日(金) 15:00 – 6月14日(日)
会場:銀座通り商店街 窯のひろば
奉告神事において展開されたインスタレーションの一部であるガラスに、来場者が一人ひとり瀬戸のまちを歩いて心に浮かべた言葉を書き記すワークショップ。
言葉を記されたガラスは、ワークショップ終了後に再度成形され、立体造形作品へと変わる。
其の三
“言束ね奉納神事”
日時:2015年9月8日(火)
会場:深川神社 陶彦社 拝殿
一つの立体造形作品へと姿を変えた作品「言束ね」を深川神社 陶彦社へと奉納する神事。
奉納をもって一連のプロジェクトは完結した。
其の後
“奉納作品展示”
日時:2015年9月12日(土) – 9月13日(日)
会場:深川神社 境内
奉納ののち、秋に瀬戸市にて行われるせともの祭り期間において、「言束ね」の奉納作品のお披露目としての展示が深川神社協力のもと開催された。