「collection/selection:13」_GALLERY CAPTION

有無のはかり

有無のはかり| Infer the Existence

 

collection/ selection: 13

植村宏木  金田実生  源馬菜穂  中村眞美子  尹熙倉

作家の新作、近作からセレクトした作品と、ギャラリーキャプションのコレクション作品とを織り交ぜながら構成するシリーズ企画 「collection/ selection」。13回目は、昨秋の「NIGHT PIECES」でもご好評いただきました植村宏木(1990年/ 北海道生まれ)のガラス作品、金田実生(1963年/ 東京都生まれ)の油彩作品をはじめ、昨年の個展で新たな風景を見せた源馬菜穂(1985年/ 長野県生まれ)のドローイングと油彩、長野を拠点に冬枯れの景色を丁寧に掬いつづける中村眞美子(1972年/ 長野県生まれ)の版画作品、そして今年、当廊では11年ぶりの個展を予定している尹熙倉(1963年/ 兵庫県生まれ)の陶粉による平面作品を中心にご紹介いたします。

会期: 2024年3月16日(土)-4月14日(日)

12:00- 18:00  

火曜日・祝日 ​および3/31は休廊

在廊予定日:3/16(土)ほか ※確定次第更新します。

https://www.gallerycaption.info/collection-selection-13

collection:selection-13_DM表

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collection:selection-13_DM裏

collection:selection-13_DM裏

「NIGHT PIECES」_ GALLERY CAPTION

 

NIGHT PIECES

するすると日が暮れて、街にあかりが灯る頃、ギャラリーに夜の景色が表れます。
立冬も過ぎ、秋の夜長を愉しむには少し寒い季節ですが、夜だけの展覧会、是非お立ち寄りください。

2023.11.17fri. – 12.10sun.
※金・土・日のみ開廊

金・土曜日 16:00 – 21:00
日曜日 16:00 – 20:00


!)会期中、杉山ビルは外壁工事を行っております。工事の進捗状況によっては、騒音など鑑賞の妨げになるような事案が生じる場合がございます。あらかじめご了承ください。またご来廊の際には、お気をつけてお越しください。​

GALLERY CAPTION
岐阜市明徳町10 杉山ビル1F tel 058-265-2336

“依代の器”

“海景”

植村は2014年に制作した “依代の器” をはじめ、2019年のGALLERY CAPTIONでの展示「collection/selection:10」にて展開した “靜なる心” を、新たなインスタレーションとして展示いたします。また今回の展示にあわせた新作も出展いたします。
ぜひご高覧ください。

※最終日12/10(日)在廊予定。

「DESIGNART TOKYO 2022 “儚さにある美を巡る時間”」_ FLEXFORM TOKYO

空象形 (detail)

空象形 (detail)

FLEXFORM 2022の新作コレクションとともに、Lghts Gallery 鈴木 結加里氏をキュレーターに迎え、言上 真舟、谷川 美音、植村 宏木の3名の若手アーティストによる作品を展示いたします。
植村は「空象形」「心象形」の新作を展示しております。

空象形

空象形

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「DESIGNART TOKYO 2022 “儚さにある美を巡る時間”」
FLEXFORM TOKYO

2022.10.21(fri) – 11.29(tue)
11:00 – 19:00
水曜定休(祝日除く)
〒107-0062 東京都渋谷区南青山 6-4-10
www.flexform.jp

FLEXFORM TOKYO

FLEXFORM TOKYO


 

DESIGNART TOKYO 2022についてはこちら
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「知覚の深度|Perceiving in Depth」_ Lights Gallery

版画家 倉地比沙支氏との二人展「知覚の深度|Perceiving in Depth」をLights Galleryにて開催いたします。

新作となる「呼吸を追う」,「知覚のはかり」の連作を中心に展示しております。


 

芸術表現に、偶然性と緻密性という両義があるとするならば、ガラス表現はどちらかと言えば高熱で流動化したガラスを技術と瞬間技で操る表現であり、植村氏の作品に出会うまでは、間違いなく前者であると思い込んでいた。一度成型したガラスを再変換する彼の子細な構築性が、お互いにどう絡むのか、あるいはどう絡まないのか、楽しみである。

-倉地比沙支-


 

知覚の深度DM

 


 

これまで気配や空気といった目には見えないが意識することができる“もの”を可視化、あるいはより感覚と共振させる場を生み出すことを表現主題としてきた。
昨今の身の回りを包む、閉塞感のような鈍く重たい気配をもった空気のなか、「かつて」と「いま」、さらには「これから」の間にある隔たりを意識してみる。

呼吸によって空間が生じたガラスは、重力や遠心力、熱といった目に見えない力によって、しなやかに最も効率的に姿を獲得していく。
そしてその時々の空気によって膨らんだ空間は、金属の支持体から離れ、絶えず周囲の空気が流れ込み、保持していた空気を入れ換える。
呼吸の姿に合わせて空間へと刻まれた無数の起伏が、流れ込む新たな空気に触れ、共振していく。
「かつて」と「いま」を重ねるように往復し、新たに迎える「これから」を待つ。

一方で機械によって生み出された板状のガラスは、錫のプールによって自らを延ばし、限りなく水平な平面性を持っている。
建物の一部として、日常のなかで「あちら/こちら」の空間を切り分け、同時に屈折しながらも透過する光によって、「あちら/こちら」を繋ぎあわせる。
柔軟に形を変え、透光性によって確かにも不確かにもなるガラスという素材は、五感によって捉えがたい気配や空気といった“もの”を表現するための素材と成り得ると考えている。
“もの”に見立てたガラスの外縁を彫ることで、目には見えない隔たりを捉え、その奥行きを知覚する術を探っていく。

本展示の会期中、Lights Galleryの空間へ、開かれた扉を通る空気や季節の柔らかな光が満ちていくだろう。
それらの“いま”と倉地氏の作品から漂う気配や記憶、そして訪れた人々の感覚に、ささいな手跡が共振することを願っている。

2021.5.20
植村 宏木

 


 

呼吸を追う

呼吸を追う

倉地比沙支 × 植村宏木
「 知覚の深度 | Perceiving in Depth

5.21fri,22sat,28fri,29sat,
-6/4fri. 5satは、愛知県緊急事態宣言発令に伴い特別に会期延長対応致します-

12:00 – 18:00
〔予約制〕3日前までに事前予約をお願い致します。
info@lights-gallery.com

Lights Gallery


倉地比沙支 Hisashi Kurachi
版画家
1999 ノルウェー国際版画トリエンナ-レ・台湾国際版画ビエンナ-レ受賞
2005 エプソンカラーイメージングアワード・クラコウ国際版画トリエンナーレ受賞
2006 名古屋市芸術奨励賞
2009-12 第2、3回バンコク国際版画トリエンナーレ受賞
2007  Show me THAI – みてみ☆タイ(東京都現代美術館)
2014 アイチのチカラ!戦後愛知のアート、70年の歩み(愛知県美術館)
2015 REN-CON ART PROJECT -連茎する現代アート-(名古屋市芸術創造センター)
2019 愛知県美術館リニューアル・オープン記念 アイチアートクロニクル1919-2019

「 線に立つ | Standing on the Border 」(第2期)/ Studio Work LAB

 

Lights Gallery企画による 「線に立つ|Standing on the Border」の第2期をStudio Work LABにて開催いたします。

大きな板ガラスによって空間を内と外に分ける印象のある建物において、建物内の空気そのものへの彫刻を試みるインスタレーション「空気を彫る」を展示しております。

会期中のいつでも屋外から観覧できます。
※在廊日には、内と外の空間を行き来しつつ観覧いただけます。

 


 

「線に立つ|Standing on the Border」(第2期)_Studio Work LAB
会期:2020.12.11fri – 2021.1.31sun
場所:Studio Work LAB(名古屋市北区野方1919-27)
在廊日:1月9日(土),1月10日(日),1月31日(日)※12:00 – 18:00
お問い合わせ:www.lighys-gallery.com

 

 

 

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空気を彫る / 33136_Landscape

空気を彫る  /  33136_Landscape

 

植村は気配や記憶、空気といった、目には見えないが意識することができる“もの”を可視化、あるいはより感覚と共振させる場を生み出す表現を主に行う。
表現の中心的な素材にガラスを用いるのは、ガラスもまた捉え所のないさまをもった、存在の確かさと不確かさを合わせ持つ素材であるからだ。
作品と空間を通して人の原体験や、無意識にもっている、いつかどこかの、かつての感覚について探っている。

大西は故郷である“熊野の姿”を、自身と縁のある那智黒石を素材の核として 土の造形に表出させようと試みている。
素材に触れ、その表情を探る行為の中で自らの記憶を追体験し、“自身の内面にある感覚やイメージ”を立体へと置き換え、可視化させていく。
土の造形と、那智黒石を素材として扱い向き合う行為は、自身にとって“それら”を素直な視点で捉えるための一手段であり、内と外、その境界を探るためのファインダーでもある。

物質のなかに記憶の景色を見出し、偶然と意図の間にあるものを研ぎ澄ます。
感覚や感情を頼りに、不確かな確かさから生まれるものを見つめる。
二人がつくりだすものは、物事の中間領域を探し、あちらとこちら、内側と外側を繋ぎあわせた場所に存在している。

 

_「線に立つ|Standing on the Border」ステイトメントより

空気を彫る

空気を彫る

「 景色を掬う| scooping up scenery 」/ ” envelope as a door “(GALLERY CAPTION)

 

GALLERY CAPTIONによるプロジェクト「 envelope as a door 」に参加しております。

景色を掬う - 内津妙見 - | scooping up scenery - Utsutsu Myoken -

景色を掬う – 内津妙見 – | scooping up scenery – Utsutsu Myoken -


 

 

「envelope as a door」は、ギャラリーと作家、そして皆さんとの、メール・アートです。
とは言え、その仕組みはオンライン・ショッピングと、なんら変わりはありません。

封筒は、なにかしらのメッセージとともに、どこかの空気と、少し前の時間とを運んできます。開封され、読まれることであらわれる、さまざまな世界は、ひとりひとりの手元から広がり、時空を移行しはじめます。遠くの誰かの存在を身近に感じることもあれば、ひとときの旅に出ることもできる。封筒が、ここではないどこかへの入口になりうるのであれば、それがギャラリーへのドアとなることも、出来るかもしれません。

開かれ、読まれるために、それは閉じられる。
もし、お気に召した作品があれば、ご購入ください。封筒に入れ、ギャラリーから郵送にて、お届けします。
ドアとしての封筒は、開かれることから、はじまります。

GALLERY CAPTION

 

 


 

 

景色を掬う - 廻間岩舩 - | scooping up scenery - Hazama Iwahune -

景色を掬う – 廻間岩舩 – | scooping up scenery – Hazama Iwahune -

 


「景色を掬う」

遠くの誰かへ向けて、自分が居た場所の景色を届けたいと思う。​
それぞれの場所を眺めていると、記憶や気配を探っているような心地になる。
秘められたものごとの距離や、積み重なった時間を目に前に浮かべ、
あちらこちらへと思いがめぐる。
足元の欠片を拾いあげ、経験を形に変えていく。
​見えない姿を写しとるような、景色を掬う行為として。


景色を掬う - 大巻山 - | scooping up scenery - Ohmaki Yama -

景色を掬う – 大巻山 – | scooping up scenery – Ohmaki Yama -

景色を掬う - 鞍掛山 - | scooping up scenery - Kurakakesan -

景色を掬う – 鞍掛山 – | scooping up scenery – Kurakakesan -

このプロジェクトはGALLERY CAPTIONのHPにてご覧いただけます。

https://www.gallerycaption.info/envelope-uemura

「 線に立つ | Standing on the Border 」/ Lights Gallery

 

大西佑一 × 植村宏木 「 線に立つ 」| Standing on the Border

第一期 : 10.16 – 11.22 /   Lights Gallery
12:00 – 18:00
金土のみオープン, 三日前までの予約制となります。info@lights-gallery.com

第二期 : 12.11 – 1.30 /   Studio Work LAB
※ 第二期の展示は基本的に屋外からの鑑賞。作家在廊日に限り屋内観覧可能。

 


Standing on the Border

“ 景色をつつむ ” _ 「 線に立つ|Standing on the Border 」より


 

植村は気配や記憶、空気といった、目には見えないが意識することができる“もの”を可視化、あるいはより感覚と共振させる場を生み出す表現を主に行う。
表現の中心的な素材にガラスを用いるのは、ガラスもまた捉え所のないさまをもった、存在の確かさと不確かさを合わせ持つ素材であるからだ。
作品と空間を通して人の原体験や、無意識にもっている、いつかどこかの、かつての感覚について探っている。

大西は故郷である“熊野の姿”を、自身と縁のある那智黒石を素材の核として 土の造形に表出させようと試みている。
素材に触れ、その表情を探る行為の中で自らの記憶を追体験し、“自身の内面にある感覚やイメージ”を立体へと置き換え、可視化させていく。
 土の造形と、那智黒石を素材として扱い向き合う行為は、自身にとって“それら”を素直な視点で捉えるための一手段であり、内と外、その境界を探るためのファインダーでもある。

物質のなかに記憶の景色を見出し、偶然と意図の間にあるものを研ぎ澄ます。
感覚や感情を頼りに、不確かな確かさから生まれるものを見つめる。
二人がつくりだすものは、物事の中間領域を探し、あちらとこちら、内側と外側を繋ぎあわせた場所に存在している。

 


 

 

「 もの考 – 秋田 – 」|SPACE LABO / 秋田オーパ[ 終了しました ]

秋田市文化創造交流館(仮称)のプレ事業として開催される「SPACE LABO」に参加いたします。
秋田駅前の商業施設内の空きスペースにて展開される7つのプランのうちの1つとなります。

「もの考 -秋田-」では秋田にてフィールドリサーチを行い、収集した物事をもとに制作した作品が展示されます。


 

もの考 - 秋田 -(部分)

もの考 – 秋田 -(部分)

 

目の前に在るものや景色が抱える、目に見えない“もの”を捉える。
それらの”もの”がもつ気配は、僕らの記憶や感覚のなかにある“もの”に繋がっているのではないだろうか。

“雄物川”という名前を追って、流動的で不定形な水のすがたを考えてみる。
文字としての名前よりも先にある、音としての名を捉えるように。

江戸より延びた羽州街道の道筋をなぞるように、記憶と時間に眼を向けてみる。
“此の場所に在る”という意味を抱え呼吸する木々を訪ね、此の場所に居る標を建てる。

山々の隙間を縫って流れる水路と、木々の合間をぬける街道を通り、秋田の地がもつ気配とその景色を想像する

 

もの考 - 秋田 -(キャプション)

もの考 – 秋田 -(キャプション)

もの考 - 秋田 -(昼)

もの考 – 秋田 -(昼)

もの考 - 秋田 -(夜)

もの考 – 秋田 -(夜)

 


 

「もの考 – 秋田 -」| SPACE LABO

会場:秋田オーパ 8階
会期:2019.12.7(土), 8(日), 13(金), 14(土), 15(日) 12:00 – 20:00
※ 最終日は10:00 – 17:00

主催:秋田市
企画運営:NPO法人アーツセンターあきた
協力:秋田ステーションビル株式会社, 株式会社秋田ショッピングセンター, 株式会社OPA

https://www.artscenter-akita.jp/archives/9385

《  SPACE LABOをみにいこう「鑑賞のガイドツアー」》
日時:2019.12.15(日)10:00 – 12:00
集合場所:秋田公立美術大学サテライトセンター(秋田市中通り2-8-1 フォンテAKITA6階)
定員:20名
申し込み:NPO法人アーツセンターあきた
TEL 018-888-8137
e-mail:info@artscenter-akita.jp

「 瀬戸市新世紀工芸館 20年の歩み – 瀬戸市新世紀工芸館修了生作品展 part 2 」|瀬戸市新世紀工芸館 [ 終了しました ]

瀬戸市新世紀工芸館にて新作となる“ 有無のはかり ”を展示しております

有無のはかり

有無のはかり(部分)

 


 

新世紀工芸館は、瀬戸の特性を活かした新世紀の産業・芸術・文化の発展を図ることを目的として1999年に開館し、以来、陶芸・ガラス工芸の研修制度を設け、研修生の創作活動を支援してきました。これまでに82名が研修を修了し、全国で活躍しています。
 本展では、研修修了生の作品を展示し、現在の作家活動を紹介するとともに、開館20周年を迎える新世紀工芸館の歩みを紹介します。

「新世紀工芸館 20年の歩み – 瀬戸市新世紀工芸館研修修了生作品展」 part 2

会期: 2019.11.30(土)ー  2020.1.19(日)
会場: 瀬戸市新世紀工芸館 展示棟ギャラリー 3・4・5
入館無料,  12.28(土)ー 1.4(土)休館

http://www.seto-cul.jp/information/index.php?s=1569127030